ネットフリックスの初代CEOマーク・ランドルフの講演を聞いた感想です。
頂きました金言、
ビジネスで最も大切と思うことは？
「それは誰も知らない」
考えるほど行動する時間が無くなる。ただそれだけのこと。
だそうです。ほんとそれね。
マークランドルフが４０歳の時、ネットフリックスは５０００万ドルの借金があり、ブロックバスター社に５０億円の投資依頼をもちかけた。するとブロックバスター幹部に笑われてしまった。そのときネットフリックスの社員は１００人、対してブロックバスター社は５万人。ブロックバスターは助けてくれなかった。だから競争しようと決意した。
ビジネスをする上で、場所はシリコンバレーでなくてもどこでもいい。できるだけ早く、安く、簡単に顧客に買ってもらう、これが一番大事。良く知っていることの問題だけ探せばいい。
「痛み」とは何かを。
ネットフリックスのアイデアは失業中に相乗りをしているときに思い付いた。パーソナライズされたシャンプーをサブスクするというアイデアだった。そして１９９８年に郵送でDVDが借りられる会社を作った。これが起源。しかし９７％はレンタルではなく販売だった。これはいずれアマゾンに淘汰される。だからレンタル業に執着した。
ある日突然、
９７％の収益を得ていたDVD販売を辞めた。
レンタル業に１点集中するためだった。そしてサーバーのストレステストなどを繰り返した。１か月半後に失敗した。さらに３週間テストして失敗した。その後も失敗の連続。そしてだんだんと運営がずさんになっていた。でもよいアイデアに対して顧客がたくさん指摘してくれた。だから結果的に悪いアイデアをたくさん試せた。このことが成功につながる。成功は挑戦の数に比例するのだ。
自分を誇りに思うとしたら、それは楽天主義であること。そして、失敗しまくったが粘り強いこと。アイデアは１つではなく１００必要。そして本当に必要なのは自信。人に素晴らしいアイデアを話すと、ほとんどの場合うまく行かないと言われる。だから自分を信じることが大事になる。５分勉強して５か月研究するのだ。アイデアはすぐに消えていくから。だから何でもいいから構築して見ること、そしてアイデアをどこかに飛ばさないこと。もしアイデアがあるなら、
ベストタイミングは「今」
ということ。年だからとか、卒業してからとか言い訳をする必要は一切ない。絶対に「いつかするよ」と言わないことが大事。
３人の子供に伝えていることは？
それは、
「NOはNOではない」ということ。
大学を卒業してから広告代理店の面接を受けた。その面接には６００人が参加し、３０人が選ばれ、最終的には４人に絞られた。その４人に残ったが、不合格通知が届いた。それで、審査員に手紙を送り続けた。４０～５０通の手紙を送った。合格した人と何が違ったのか、何が足りなかったのか、、
すると審査員から連絡が。「ニューヨークへ来ないか」と。何とそれが合格通知だったのだ。つまり誰にも合格通知は出していなかったのだ。不合格通知を受け取った後、NOをYESに変えられる、そんな人を合格にしたかったということだったのだ。
ビジネスで最も大切と思うことは？
「それは誰も知らない」
考えるほど行動する時間が無くなる。ただそれだけのこと。
所感）
近道ばっかり探そうとしている自分に喝！！